会社沿革及び基本方針
当社のルーツは明治初期に当時日本橋にあった魚河岸の問屋、籾山商店にある。当時より魚卵の専門店として特色があった。しかし昭和12年に日本企業として初めて、カナダ・バンク-バ-の日系漁業者と提携して筋子の製造・輸入を開始したが、太平洋戦争により中断のやむなきに至った。
昭和24年に、カナダの内陸部に強制移住を強いられていた漁業者の生活難を知り、駐留軍最高司令部と交渉して極端な外貨不足のなか、特別に外貨の割当を受けて筋子の輸入再開したのが当社の創業となる。昭和39年に筋子の輸入が自由化され、国内の企業と提携してアラスカで操業を開始、以来北米産筋子の製造・販売では品質数量共、業界をリードする地位を確立した。又、北洋母船式鮭漁業の規制強化に伴い、アラスカ・カナダで冷凍紅鮭の製造・輸入を開始した。
その後、数の子等の自由化に応じ、北米水産物の開発・輸入を手掛け、商社・水産会社に伍して業容を拡大してきたが、北米の資源が不安定になり、筋子生産において撤退を余儀なくされた。
しかし、北米において平成元年頃より当社とカナダ水産卸会社と国内老舗企業が中心となり、カナダにおける養殖キングサ-モンの事業会社を設立し、現在は順調に発展をとげ北米事業の主流となって重要な安定収益源の一翼を担っている。
又、養殖鮭の将来性に着目し国内商社の協力を得て昭和61年に北欧の4ケ所において冷凍養殖トラウト及びトラウト筋子の製造・輸入を他社に先駆けて開始、現在はデンマ-クを拠点に当社の事業全体の50%超を占めるまでに成長してきた。
当社の基本方針は、海外・国内共、製造から販売まで一貫して自社員(及び技術者)が関与し、製品の品質に責任を持った上で、消費者のニーズにあわせた製品作りを心がけることに要約される。従い、当社の営業部員は入社時から海外の製造現場の駐在を要求され、現場で吸収した商品知識を基に販売する。
会社概要
社名 | 株式会社協栄商会 |
所在地 | 〒1040045 東京都中央区築地6-1-8 協栄ビル2階 |
設立年月日 | 1949年(昭和24年)6月 |
資本金 | 1000万円 |
TEL | 0335410120 |
FAX | 0335410645 |
代表者 | 櫻井 準一 |
事業内容 | 海産物原材料・製品の輸入、製造販売 |